食べ方ダイエットとは何か?
「ダイエット=運動で脂肪を燃焼」、といったイメージが強いのは変わりませんが、無理な食事制限ではなく身体の仕組みを考えながら効果的にダイエットを成功させる食べ方(食事方)が話題になっています。今回は痩せると言われているやり方を3つ選んで解説します。
痩せる食べ方を知ったほうが良い理由

誰しも運動やきついことはしたくありません。ただ食べ方を工夫するだけで痩せれるならば、これ以上良いことはありませんね。
よし、ダイエットを始めよう!と決め、食事制限を行うときに何をどう制限したらいいのだろう?と疑問を持つ方がほとんどだと思います。
炭水化物抜き?油ものを控える?など頭の中で考えていると思いますが、知識が曖昧な状態で行う食事制限は身体を壊してしまったり、必要な栄養分が不足して不健康になったりとさまざまな問題が起きやすくなります。
大切なのは次の3点を考えることです。
- ダイエット方法の身体の中の仕組みをきちんと理解すること
- 今の自分の身体にぴったりの方法を判断し行うこと(自分の身体の声に耳を傾けること)
- 継続できそうかを判断すること
何も考えずに手あたり次第に試してしまうと、誤った痩せ方をしてしまいます。
有名な食べ方ダイエット

今回は、①ファスティング、②オートファジー、③ケトジェニックの2つをご紹介します。
ファスティング
ファスティングとはいわゆる断食のことです。一定の時間、食を断つことで体内のオートファジーを活性化させ、内臓脂肪・皮下脂肪を燃やすことを目的としています。ファスティングもいろいろなやり方があり、詳細については別のページで解説しています。

世の中に多くの酵素ドリンクが並び、皆さんファスティングはそのドリンクを飲むことと勘違いされている方が多いですが、正しいファスティングの意味は「断食」です。植物発酵エキスの入った糖質の多い飲料を飲むことは元来のファスティングの意味とは違います。
上で説明したように、血液の中の糖質が減る(低血糖)状態が続くと、貯蔵している脂肪が有効に燃焼し始めます(糖新生)。もしも水以外に何か飲むならば、青汁(TCAサイクルを活性化する補酵素の補給)、カルニチンドリンクの方が理にかなっていると言えます。果糖の多く入った酵素ドリンクは低血糖になることがないのでしっかり選んで行いましょう。
オートファジー
ファスティングのその先にオートファジーがあります。
オートファジー(Autophagy)とは「自食」を意味します。身体の古くなった細胞を新しく生まれ変わらせる方法のことを意味します。身体の細胞内の新陳代謝の仕組みの1つです。いわば「体のお掃除機能」を呼び起こすダイエット方法です。
身体の中のエネルギーとして最初に使われるのが糖ですが、食後時間がたち糖がなくなると、次は脂肪がエネルギーとして使われ始めます(ファスティング期)。さらに食後16時間たつとオートファジーが働き、不要になった細胞内のタンパク質を新しいものに生まれ変わらせます。
古いままの細胞を残しておくと、細胞そのものが酸化物質を蓄積します。細胞が正常に分裂して機能しないため加齢やその他病気を加速させてしまいます。
ケトジェニック
ケトジェニックダイエットでは、1日のカロリーの約75%を脂肪から、5〜10%を炭水化物から摂取する、いわゆる低糖質ダイエットです。
カロリー源の変化で体の代謝経路が変化します。炭水化物(糖質)の代わりに脂肪をエネルギー源として使い始めるのです。

面白いことにケトジェニックはアルツハイマーやてんかんなどへの食事療法として発明された方法で、実はダイエットの為に考えられたものではなかったそうです!
ケトジェニックダイエットについても、別のページで解説しています。
まとめ
有名な痩せる食べ方を3つご紹介しました。これらはダイエット目的のみならず、免疫力をあげる効果が高まったり、集中力がアップするなどの効果も期待できます。ただし、きついと思ったら絶対に無理をしてはいけません。
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