痩身エステを経営する中で、お客様に栄養指導を行います。ご相談を受ける中でも特に多いのが「体重が中々思うように落ちない」という悩みです。

好きな物を我慢してダイエットしても思うようには体重が減りません。他のエステでも痩せませんでした。。。どうすればいいでしょう?

実は、落ちない体重にはミネラルが不足しているかもしれません!今回はミネラルについてお話しましょう。
「美しく痩せるための食材選びのルール」の記事でも解説している通り、ミネラルは私たちの体の調子を整えるのに欠かせない栄養素です。
ミネラル不足であなたは痩せない。ミネラルの役割とは?
私たちの体では次の2つの代謝が行われています。
- カロリーを体を動かすエネルギーに変える代謝
- 体の細胞を作りかえる代謝
1番目の「摂取したカロリーをエネルギー」に変える代謝には、バランスのよいミネラル・ビタミンの補給が必要です。
裏を返すと、ミネラルやビタミンが不足すると太る原因になります。

オススメできませんがよくやってしまいがちなのは「食べないファスティング」です。
せっかくの豊食の時代に、私たちはご飯を食べて痩せていくべきです。
というより、しっかり栄養をとらないと、代謝が上手くいかないのでだるだるの汚い体になってしまいます。そういう患者さんをたくさん見てきました。
ミネラルは体では作られない為、食物から摂取するしか補給方法がありません。
そのため、食事制限ダイエットをしている人は、ミネラルが不足しがちになってしまいます。
では、ミネラルの役割をみてみましょう。
知っておきたい「痩せ体質を作るミネラル5選」
亜鉛
タンパク質の合成や糖の代謝サポートしてくれるのが亜鉛です。
不足すると肌荒れ、髪質の変化が起きます。
女性の場合、生理の影響で鉄分と合わせて亜鉛が足りなくなることが多いので、気を付けてください。
クロム
糖質や脂質の代謝サポートし、不足すると神経や核膜の障害や不自然(しわしわ・だるだる)な体重減少の原因になります。
マンガン
糖質、脂質、タンパク質を主にサポートをしてくれます。
不足すると糖質や脂質の代謝障害や、関節障害、生殖機能低下が起こる可能性があると考えられています。
亜鉛と合わせて欠かせない成分です。
ヨウ素
ヨウ素には体脂肪燃焼効果が期待できます。
ヨウ素が不足すると甲状腺ホルモンの異常、精神や身体の成長面への異常が起こるといわれています。
カリウム
体内の水分量を調整働きをしてくれるのがカリウムです。
主な働きは、女性が悩んでおる方も多いむくみ解消や代謝向上の効果が期待できます。
不足すると脱力感を感じたり、筋力低下などが起こります。
ミネラルと一緒に摂りたいのはビタミンB群!
繰り返しになりますが、痩せるには次の2つがうまく体の中で行われていることが大切です。
- カロリーを体を動かすエネルギーに変える代謝
- 体の細胞を作りかえる代謝
この2つを加速させるためには、ミネラルに加えて同時摂取したい栄養素があります。
それはビタミン(特にビタミンB群)です。
ミネラルとビタミンB群が足りていないと綺麗に痩せることはできません!
その理由は詳しくはこちらの関連記事でお話していますのでご覧ください。

私の経営する痩身エステで紹介する脂肪燃焼スープは、ビタミンB群とミネラルが豊富な食べ放題のスープです。
サプリメントで簡単に摂取できてもサプリメントでお腹はいっぱいになりませんし、吸収力が低いのでお勧めできません。日常の食事からとりたい!といった方にミネラルが多く含む食材を紹介しましょう。
追加で知っておきたい、ミネラルを多く含む食材
長芋
長芋にはミネラル・ビタミンをはじめ、カリウムや銅のミネラル成分が豊富です。
粘り気が程よく、アクも少ないのでそのまますりおろしたり、ソテーにして食べるのもおすすめです。

ネバネバ食材は胃の粘膜を保護して消化も良くしてくれる作用もあり、イモ類の中では大和芋やサツマイモに比べてGI値(糖質の吸収率)が低いので、ダイエット中の方にも嬉しい食材です。
わかめ
海藻であるわかめは、海水中のミネラルを吸収して育つので、体に必要なミネラルが豊富に含まれています。
新陳代謝を活発にしてくれる作用があり、ヨウ素や、血圧低下作用のあるカリウム、骨を丈夫にするカルシウムやマグネシウムなどの栄養がたっぷり含まれています。

酢と合わせると吸収率が高くなるので、酢の物がおすすめです。
アボカド
アボカドは非常に栄養価が高く、動脈硬化や老化の予防に効果があるといわれているビタミンEをはじめ、ビタミン、鉄やリンなどのミネラルも豊富に含んでいます。
体内の余分なナトリウムを排泄してくれるカリウムも多く含まれ、高血圧予防や脳梗塞予防、心筋梗塞予防などにも効果があります。

サラダなどにして食べたりわさび醤油で食べるのもおすすめです。
グレープフルーツや柑橘系の果物
柑橘系の果物には、ミネラルをはじめカリウムやビタミンを豊富に含むほか、クエン酸も含まれているので疲労回復効果、香り成分リモネンが交感神経を促し、脂肪燃焼や代謝を高める効果があります。

野菜がどうしても苦手という方はフルーツでも気軽にミネラルを摂取できます。が、食べ過ぎは気を付けて!
まとめ
今回は痩せるミネラルについて解説しました。
なかなか痩せられない方はもしかしたらミネラルが不足している可能性があります。
- ミネラルは食物からでしか摂取できない
- ミネラルやビタミンB群が不足すると太る原因になる
- サプリメントよりも食事で摂るほうがお腹がいっぱいにできる
コメント
[…] スープにミネラルを豊富に含んだ野菜を入れることで、さらに効果が期待できます。 […]
[…] 体重が落ちにくい場合に注意して欲しいミネラルについての記事でもお話したミネラルなどの栄養素と組み合わせて、さらにダイエット効果を高めていきましょう。 […]
[…] タンパク質(ステーキのヒレなら300g)、ビタミン(野菜なら丼山盛り350g)ミネラルと、1日で摂りたい量を予め把握しておくことがうまく食べながら綺麗にダイエットの達成に繋がります。 […]
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